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元INAC神戸のチ・ソヨンがWSL女子年間最優秀選手に選出「快く迎え入れてくれたみんなのもの」

text by 編集部 photo by Getty Images

元INAC神戸のチ・ソヨンがWSL女子年間最優秀選手に選出「快く迎え入れてくれたみんなのもの」
元チームメートの大野忍と競り合うチ・ソヨン【写真:Getty Images】

 イングランドサッカー連盟は14日、女子の年間表彰者を発表し、WSL(イングランドの女子トップリーグ)年間最優秀選手に元INAC神戸レオネッサで現在チェルシー・レディース所属のチ・ソヨンが選出された。

 昨季限りでINAC神戸を退団してイングランドへ活躍の場を移していたチ・ソヨンは、移籍1年目のシーズンで19試合出場9ゴールを記録し、チェルシーのチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献していた。

 勝てば優勝だったリーグ最終節に敗れて惜しくも優勝はならなかったものの、チームメートの大儀見優季とともにチームを牽引し、イングランド代表のカレン・カーニーとジェシカ・クラークを抑えての最優秀選手賞となった。

 チ・ソヨンは受賞にあたりイギリスメディア『ウェスト・ロンドン・スポーツ』の取材に答え、「この賞は私だけのものではなく、私を快く迎え入れてくれたチェルシー・レディースの選手やスタッフみんなのもの」と仲間たちの力がなければ受賞できなかったことを強調している。

 候補にノミネートされた段階での『スカイ・スポーツ』のインタビューでは「ロンドンの韓国人コミュニティとチェルシー・レディースのチームメートやスタッフたちの温かいサポートのおかげで思っていたよりも早くイングランドの生活に馴染むことができた」と周囲への感謝の気持ちを述べていた。

 さらに「WSLでは私がこれまでのキャリアでプレーしてきたどこよりもスピードとフィジカルの強さが必要だった。私はイングランドのスタイルでプレーすることを楽しんでいるし、まだ学ぶことが沢山ある」と語り、来シーズンもチェルシーでプレーすることへの強い意欲を見せた。

 現在は韓国代表としてEAFF東アジアカップ2015の予選を戦っているチ・ソヨン。韓国代表は初戦でグアムに15-0で勝利し、今朝行われた香港戦にも9-0で勝利している。

 本大会出場はこの予選で1位になることが条件だが、その権利をほぼ手中にしたと言えるだろう。最終戦のチャイニーズ・タイペイ戦は18日に行われる。

【了】

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