クラブW杯に出場するレアル・マドリー【写真:Getty Images】
ヨーロッパチャンピオンのレアル・マドリーは12月14日からモロッコで開催されるクラブワールドカップに出場する。同大会は各大陸の王者が集結し、優勝チームは「クラブ世界一」の称号を手にする。
マドリーは、大会の準決勝から登場。メキシコのクルス・アスル、オーストラリアのシドニー・ワンダラーズの勝者と対戦する。
エル・ブランコ(マドリーの愛称)は、この大会へ向け、チームのグラウンドキーパー(整備員)をモロッコへ派遣したと、現地時間14日付の英紙『デイリーミラー』報じている。
これはマドリーの試合が行われるラバト(モロッコの首都)のプリンス・ミュレイ・アブデラー・スタジアムのピッチ状態を懸念してのことだ。
マドリーのグラウンドキーパーを務めるポール・バージェス氏は試合会場の視察を終え、ピッチの状態に不安を覚えたという。
2009年にアーセナルから“移籍”してきたバージェス氏の仕事に抜かりはない。
今夏にクラブが行ったアメリカでのプレシーズンツアーの際も、前もって現地入りし、ピッチコンディションをチェックする徹底ぶり。
クラブに対しては、FIFAに試合の2日前に現地入りする許可をもらうよう進言。劣悪な環境でのプレーは負傷に繋がると考え、ぎりぎりまでバルデベバスの練習場(マドリードにあるクラブの施設)で調整を可能にするためだ。
南米王者と欧州王者が戦う、前身のトヨタカップ(インターコンチネンタル)は3度制しているマドリーだが、現行のクラブW杯となってからは初出場。
クラブ世界一になるため、王者は完ぺきな調整で大会に望みそうだ。
【了】