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日本代表 10年前

「ゴールに直結するプレーを」。初の横並び、遠藤とのコンビで“真の香川真司”を取り戻すか

text by 元川悦子 photo by Getty Images

「ヤットさんはうまい。すごく楽しみ」

 2008年の代表入り以来、香川はボランチや2列目に陣取る遠藤からボールを引き出す役割を担ってきたが、今回は横並びという今までにない形にトライすることになる。それを香川自身、非常に楽しみにしているという。

「実際にやってみないと分からないですけど、ヤットさんはボールを回すのがうまいし、すごさを改めて感じることがあるので、すごく楽しみです。インサイドハーフは攻守のバランスや攻撃の展開、そういうのが両方必要になるポジション。位置取りの難しさは感じます。

 ハードワークも求められるから、それをやりながら、自分のよさを出していけたらいい。ヤットさんを含めて中盤3人で攻撃を組み立てながら、僕が前に入っていく回数を増やしたいと思います。

 前半は相手も激しく来ると思うし、僕らも行く中で、ボールを収めてポゼッションする時間帯があってもいい。逆に攻守において収まらなかったり、取られどころが悪かったりすると厳しい試合になる。

 そういう中で一番はゴールに直結するプレーを目指さないといけない。何よりも先制点を取れるのが一番。前半のうちに取れる展開で試合を進められればベストだと思います」と香川はアギーレ監督がメキシコから戻った13日の公式練習で、ホンジュラス戦の具体的なプレーのイメージを持てた様子だった。

 アギーレ監督が9月に本格的に指揮を執り始めてからというもの、日本代表はベネズエラ戦(横浜)で武藤嘉紀(FC東京)と柴崎が挙げた2ゴール、ジャマイカ戦のオウンゴールと合計3点しか得点を奪えていない。

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