EURO2016予選のジブラルタル戦を前に、3節を終えて1勝1分1敗の3位と苦戦しているドイツ代表。しかし、W杯を制した元キャプテンのDFフィリップ・ラームは心配していないようだ。13日のドイツ紙『アーベント・ツァイトゥング』をはじめ、各紙が伝えている。
10月の試合でポーランドに歴史的敗戦を喫し、次のアイルランド戦も引き分けてしまったドイツ代表。現在EURO2016予選グループDの3位と苦戦している。世界王者の不振にドイツ国内でも不満の声が上がっており、本戦出場を不安視する声も少なくない。
それでも、W杯でキャプテンを務めたラームは「みんなやってくれる。全く不安はない」と、元チームメイトたちに信頼を寄せているようだ。
ラームは、3試合で3得点しか獲れていないが「ゴールを決められる素晴らしい選手はそろっている。だから落ち着いていられるよ」と、攻撃陣に期待をしている。チーム全体についても素晴らしいクオリティ、優れた人物がそろっており、偉大なチームであると称賛。
その上でドイツ代表が批判にさらされていることには「1度くらい負けることはある」と擁護。そして「重要なのは、最後に本大会に直接出場していることだ」と明かしている。
ただし、「チームはもちろんそれを最低限と考える必要はある」と、本大会に直接出場することが最終目標ではないと忠告もしている。
長年ドイツを支えてきたキャプテンの目には、今の苦戦は問題ではないようだ。そして、次世代の代表が96年以来のEURO制覇を成し遂げてくれると信じている。
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