イングランド代表を率いるホジソン監督【写真:Getty Images】
イングランド代表は今週の土曜日にEURO2016予選でスロベニア代表と対戦する。今夏に行われたワールドカップ後、ロイ・ホジソン監督率いるイングランドは好調を維持。最近5試合は連続でクリーンシート(無失点試合)を達成している。
しかし、ホジソン監督はチームを引き締める意味でも選手たちにより厳しい姿勢で試合に臨むことを求めているようだ。
現地時間11日付の英紙『ガーディアン』によれば、同監督は選手たちに「甘さを捨てろ」と伝えたという。
キャプテンのウェイン・ルーニーもW杯で敗れた代表チームに対して「正直過ぎる」と苦言を呈していた。W杯では1勝も挙げられないまま大会を後にした。(1分け2敗)
チェルシー所属のDFガリー・ケイヒルもこのことには同意しているようだ。今や代表でも中心選手の一人となったケイヒルは、W杯を振り返り「僕らは甘過ぎた」と発言。さらなる飛躍を誓った。
ホジソン監督はDF陣に対して、試合の中で「落ち着いてボールを保持するのか、それとも前へボールを蹴るのか」という判断が必要と改善を求めている。
「そうした守備のマネジメントは(ジョゼ・)モウリーニョが達人だ」と、ホジソンはチェルシーの指揮官を絶賛。
「チェルシーには経験豊富な選手が多い。(守備では)経験によって多くがもたらされる」とも話し、そのチェルシーでプレーするケイヒルに懸かる期待は、今後も大きくなりそうだ。
イングランドは15日にスロベニア代表、18日に親善試合でスコットランド代表との対戦を控えている。
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