「今まではサポート役。今は点を取るのが仕事」
ブラジル戦でアギーレ監督が若手のテストに踏み切ったことが、日本国内ではしばらくは物議を醸した。「ブラジル戦はベストメンバーで挑むべきだった」という意見も根強い。
しかしながら彼は「監督が使った11人が日本代表」と反論。若い選手たちが貴重な経験を詰めたことをポジティブに考えていることを改めて強調した。
「若いやつが出たのはよかったし、これからがメチャメチャ大事だと思うんで。結局、監督が使った11人が日本代表、23人が日本代表。試すっていうよりは、出た選手が責任を持ってやるべきだし、そういう目線でみんなも見るべきだなと。出た選手があの経験を次に生かせばいいだけなんで」とブラジル戦を受けて新生・日本代表がどう変貌を遂げるかが重要だと岡崎は熱く語っていた。
その重要な11月2連戦だが、ブラジル戦を経て認められた柴崎岳(鹿島)や武藤嘉紀(FC東京)ら若手に加え、2014年ブラジルW杯の主力だった遠藤保仁、今野泰幸(ともにG大阪)、長谷部誠(フランクフルト)、内田篤人(シャルケ)らが戻ってきた。
岡崎は慣れ親しんだ面々の復帰を歓迎すると同時に、自分のポジションが変わったことで周りと新たな関係を構築していく必要があると考えているようだ。
「お互いを分かっているけど、ポジションが違うんで。右サイドはある意味、形がないとうまくできなかった部分もあるけど、1トップだと自分が形を作ることが重要になる。
出し手のリズムに合わせるんじゃなくて、自分のリズムで動き出したところにボールを出してもらえるようにして、得意な場面で何ができるかってことだと思う。
今までの自分は1トップの周りにいるサポート役で終わっていたけど、今は点を取るのが仕事。そういう意味で、これまでとは全然違うし、新しいことが始まっているわけだから」