現在はベンチが続くDF吉田麻也【写真:Getty Images】
日本代表は11日、豊田市内でホンジュラス戦(14日)に向けた合宿2日目を行った。
DF吉田麻也(サウサンプトン)は、今シーズン序盤こそ出場機会を得られていたが、DFトビー・アルデルヴァイレルトがアトレティコ・マドリーからレンタルで加入したこともあって現在はベンチ続き。それでも「コンディションは良い」という。
その理由として「今の監督(ロナルト・クーマン)の方が、去年より試合に出てない選手に対してエクストラでトレーニングさせてくれるのでやりやすい」と語った。
それでも9月20日のスウォンジー戦以降、実戦から遠ざかっているため、この日の練習では自ら希望して最後に走り込みを行うなど不安は拭いきれない。
イングランドでは2シーズン連続でポジションを失った形だが、ルックスの面ではヒゲを生やして“プレミア基準”に適応。「日本みたいにこまめに剃らなくていいから、気づいたらこうなってて。『あれ、まあいっか』って感じで(笑)」と笑顔を見せた。
一方で代表チームでは10月こそ負傷で辞退となったものの、いまだに重要な役割を担っている。それでも、ハビエル・アギーレ監督は積極的な選手の入れ替えを試みているだけにクラブでの出場機会次第では安泰とは言えなくなる可能性もある。
それだけに、来年1月に控えるアジア杯に向けては「フラットな状態で競争に勝っていかないといけない」と気を引き締めた。
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