ブンデスリーガ2部の第13節が現地時間9日に行われ、MF山田大記の所属するカールスルーエはアウェイでグロイター・フュルトと対戦して3-0で勝利している。
左のMFで先発した山田は、今季2度目となる1試合2ゴールを決めてチームの勝利に貢献。この勝利でチームは6位に浮上し、自動昇格圏の2位まで勝ち点差を「3」としている
カールスルーエは48分、FWロウベン・ヘニングスの右クロスに、左から走り込んだ山田がフリーでヘディングを叩き付け先制。今季通算4ゴール目を決めた。
しかし、これだけでは終わらず、2-0とリードした76分にゴール前でMFディミトリー・ナザロフがスルーパス。再びフリーで左を抜け出した山田がこの日2点目となるダメ押しゴールを決める。
試合後、山田はブンデスリーガ日本語版公式サイトのインタビューで、自身の先制点で流れを引き寄せられたと話した。得点については2点とも「ごっつぁんとまでは言わないけど、そんなに難しいものじゃなかったから」と、味方のパスに感謝している。
得点を決め、調子が上がってきた山田は、「日本代表っていうのを意識するとやっぱり結果が欲しい」と漏らし、チームの勝利も考えつつ「もっともっと何点も取り続けられるようにしたい」と意気込んでいる。
ザンクト・パウリ戦に続き、今季2度目となる1試合2ゴールだが「シュートの意識をもっと持ったほうがいいのかな」と、監督に注意を受けたという山田。Jリーグでは1試合2点取ったことはないと明かしたが、「まだ5点だから」と、もっと決めていきたいと上を見ている。
日本代表、そしてチームの昇格のために山田のゴール量産が期待される。
【了】
フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→
関連リンク
本田圭佑と香川真司 日本代表の核となる二つの個性
サッカー好きほど知らない戦術の常識
ドイツが独自に試みる「個」へのアプローチ「ライフキネティック」理論とは何か?