フットボールチャンネル

香川真司 10年前

ドルトムント8戦ぶり勝利も――。「もう一つ信頼されていない」。ジレンマ抱える香川、「グイっと行ける能力を」

text by 編集部 photo by Getty Images

「認めてもられるようにコミュニケーションを」

20141110_dort_getty
ドルトムントは8戦ぶりの勝利となった【写真:Getty Images】

――前でボールを追い越していくところがないが、ボールが前に行ったらそのままスピードに乗っていってしまうから、なかなか入っていけないところもあるか?

「そうですね。そこは自分達の最大の武器でもあるんじゃないかなあって思っている。ただ、自分のゴール前の良さは出ていないんで、そのためにはもっとボールを引き出したり、質で入っていくしかないです。そればっかりは。後は認めてもられるようにコミュニケーションを取っていくしかないのかなあとは思っています」

――感覚的には試合を重ねていくことで解決しそうなことなのか、さっき言ったスキルアップみたいなことなのか

「そればっかりは試合を重ねていく中で修正したりして、やっていかなきゃいけないですし、そこの感覚っていうか、もう一つ信頼されていないというか、見られていないところもある。そのためには自分も結果を残す必要がありますし、自分がボールを持ったときにもっとチャンスになるというのを、結果で示して行かなきゃいけないのかと思います」

――なかなか攻めていて点が入らないっていう展開で、ずっと連敗の中でという部分では心理的に難しい試合だったのでは?

「難しかったですし、前半はショートカウンターがハマって上手くボール取ってからシュートまで行けていたんで、嫌な流れというか、なかなか勝てない流れはありました。

 でも、それをやり続けて後半もチャンスは作らせなかったですし、プレッシングをやった結果がああやってゴールに繋がった。そこからもショートカウンターに行ってチャンスはあったんで、そこを決め切る得点力は必要だったと思います」

――後は日本代表について何を意識するか

「アジア杯がありますし、新しいフォーメーションですし、本当に夏のW杯と同じ思いはしたくない。そのために勝てるチーム、そういうサッカーであったり、どのように示していくのかっていう意味でも本当に一試合、一日の練習が大事なんで、そういうところを切り替えてやっていきたいと思います」

【了】

フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→

関連リンク

フットボールサミット第13回 香川真司取扱説明書 KAGAWAの活きる道
本田圭佑と香川真司 日本代表の核となる二つの個性
サッカー好きほど知らない戦術の常識
ドイツが独自に試みる「個」へのアプローチ「ライフキネティック」理論とは何か?

1 2 3

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!