ようやく連敗ストップ。浮上のきっかけとなるか
ドイツ・ブンデスリーガの14-15シーズン第11節が行われ、日本代表MF香川真司が所属するボルシア・ドルトムントは、ホームでボルシア・メンヘングラードバッハと対戦した。ドルトムントの香川はトップ下でスタメン出場を果たしている。
5連敗中とリーグ戦の泥沼から抜け出せないドルトムント。対するボルシアMGは未だ無敗で3位と好調。明暗がはっきり分かれているが、ドルトムントは欠場が噂されたヴァイデンフェラーとロイスがスタメンに名を連ねている。
ドルトムントは前からプレスをかけ、高い位置で奪おうとする。9分、相手のパスをムヒタリアンがカットすると、右サイドから持ち込み折り返す。これをロイスが右足でシュートを放つも相手GKに弾かれポストに直撃した。
15分にはロイスがFKを狙うもGKの正面。28分にはPA内で香川がボールを受けるもシュートは打てず。
37分には右サイドを走り込んだムヒタリアンが狙うも、わずかにクロスバーの上を超えた。45分にはオーバメヤンがFKを狙うもGKにセーブされる。
圧倒的に攻めたドルトムントだが、得点を奪うことはできず、前半は0-0で折り返した。
58分、思わぬ形からドルトムントが先制する。ボルシアMGが自陣でパスを回していると、ボールを受けたクラマーの浮き球のバックパスがGKの頭を越えて無人のネットに吸い込まれていった。
攻めに攻めたドルトムントは、オウンゴールという意外な形でリードを奪った。
73分、ドルトムントは香川に代えてグロスクロイツを投入。
得点を奪うため前がかりになったボルシアMGを尻目に、ドルトムントはカウンターを仕掛けチャンスを作っていった。
多くのシュートを放ちながら、奪った得点はオウンゴールによる1点だった。それでも8試合ぶりの勝ち点3を手にしたことに変わりはない。ドルトムントとしては、この勝利を浮上のきっかけとしたいところだ。
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