ボルシア・ドルトムントがFWピエール=エメリク・オーバメヤンの代表招集を拒否する意向を示している。8日のドイツ紙『ビルド』が報じている。
週末にリーグ戦を終えた後、各国代表選手は代表ウィークにより、クラブを離れて代表に合流する。ガボン代表であるオーバメヤンも同様で、15日のアンゴラ戦、19日にレソト戦に向けて出発する予定。
現在アフリカ大陸ではエボラ出血熱が猛威を振るっている。そのためドルトムントは、同選手への感染および拡大を危惧しているようだ。そして、同選手の招集を拒否する意向を示している。
ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)は「代表に招集されることに文句があるわけではない。これは、健康に関する観点からだ」と、コンディションや怪我を懸念してのものではないとコメント。
そして「我々はチームと選手に対して管理する責任を持っている。オーバとはよく話をする」と、同選手と話し合うと同紙に明かしている。
アフリカサッカー連盟(CAF)は、すでに1月のアフリカ・ネーションズカップの開催を決定しており、ドルトムントの要求を受け入れるとは思えない。今後もアフリカ勢の代表招集は、波紋を呼びそうだ。
【了】
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