集まる資金。既に中国系企業からの支援も決定
「J1・J2のチームからも全権を把握するポジションでのオファーは頂いていました。ただ、一貫した『岡田メソッド』を確立するには10年以上かかっても一からできるチームがいい。そこで(早大1年先輩の)株式会社ありがとうサービスCEOの井本雅之さん(FC今治アドバイザー・今治サッカー協会会長)に相談したところ『面白いね。やってみようか』ということになったんです。あまり計算していないんです。いつも通り」
と言いつつも「10年後にJ1で優勝争い。年間予算20億」への段階的計画は着々と進んでいる。東京・アジアへのスポンサー営業は岡田オーナー自らが動き、すでに中国系企業1社の支援が決定している。「若い優秀な人材も集まってくれている」。勝算はあるようだ。
1997年には絶望的な状況での途中就任から初のW杯に、2010年は直前の大低迷期からW杯ベスト16の歓喜に日本代表を導いた岡田オーナーと、昨年天皇杯でJ1広島を打ち破る奇跡を演じたFC今治。
そして来年春に女子中学生を対象とする「JFAアカデミー今治」を開校するなど、サッカーの街への環境を一気に整えつつある愛媛県今治市がタッグを組んで目指す「夢の実現」。近い将来に日本、アジアを驚かすさらなるニュースが発信されそうだ。
【了】
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