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本田不発、ドローも内容に満足のインザーギ監督「良いプレーができた。いつものミラン」

text by 編集部 photo by Getty Images

本田が途中交代のミラン、好調サンプドリアと2-2の引き分けに終わる。622日ぶりのゴールを決めたエル・シャラーウィ「勝利で終わりたかった」
得点を決めたミランのステファン・エルシャーラウィとジェレミー・メネズ【写真:Getty Images】

 セリエA第11節が現地時間の8日に行われ、ミランはアウェイでサンプドリア相手に2-2と引き分けた。ミランに所属するMF本田圭佑は先発出場を果たしたものの、目立った活躍を見せられず59分にFWフェルナンド・トーレスと交代している。

 ミランは開始早々の10分にFWステファン・エルシャーラウィが左サイドからミドルシュートを決めて先制する。同選手のセリエAでのゴールは2013年2月のミラノダービー以来。実に622日ぶりの得点となった。

 しかし、前半終了間際にコーナーキックからのカウンターからFWステファーノ・オカカにゴールを許すと、52分にはFWエデルにコーナーキックのこぼれ球を押し込まれ逆転を許す。ミランは本田に替えてトーレスを投入すると、65分に相手DFジャメル・メスバフのハンドでPKを獲得。FWジェレミー・メネズが決めて同点に持ち込んだ。

 試合後、イタリアTV局『スカイ・スポーツ』のインタビューでエル・シャラーウィは「ストライカーにとって得点することは良いことだね。20試合以上ゴールを決められていなかった。嬉しいよ」と喜びを語りながらも、「勝利の中で得点したかった」と試合結果には落胆を示した。

 一方、ミランの指揮官であるフィリッポ・インザーギ監督は「パレルモ戦ではオウンゴールなど通常では考えられないようなことが起きてしまった。今夜、我々は良いプレーができた。いつものミランだったね」と試合内容に一定の満足を示した。

 また、この試合ではDFアレックスとクリスティアン・サパタが欠場したことで、フィリップ・メクセスが今季初出場を果たしている。同選手について指揮官は「あまりプレーしていなかった選手たちが非常に良くやってくれたことに満足している」と賞賛した。

 それでも、今季失点が増えているセットプレーの守備については、「改善しなければならないね。コーナーキックからの失点はゲームを難しくしてしまう」とコメントした。

 この引き分けでミランは変わらず暫定7位につけている。代表ウィークを挟んだ次節はインテルとのミラノダービーを迎える。

【了】

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