アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督はMFアーロン・ラムジーに対し、ゴールだけが全てではないとアドバイスを送った。現地時間7日付の英国国営放送『BBC』が伝えている。
昨季16ゴールと、得点力にも磨きをかけたラムジー。しかし今季はそれほどのインパクトを残せずにいる。
ラムジーの攻撃的なプレースタイルについて、ヴェンゲル監督は「ゴールが全てじゃない」と指摘。
「MFならばプレーに正しく優先順位をつける必要がある。守備でも攻撃でも良いプレーをし、なおかつ他のプレイヤーのゴールをお膳立てすることもある」
何かに偏ったプレーではなく、バランスよく役割をこなすことがMFの仕事であるとヴェンゲルは説明した。
かつてアーセナルで活躍し、現在は英国の『スカイ』で解説などを務める、チャーリー・ニコラス氏は、3-3と引き分けに終わった火曜日のチャンピオンズリーグ、アンデルレヒト戦のラムジーを批判。
得点を取ることばかりに集中し、目立ちたいだけの「ハリウッド・プレーヤー」と評している。
それを受け、ヴェンゲルも「得点を決めるというのは良いプレーをしたという結果の表れだ。だから、まず集中すべきは良いプレーをするということ」と話した。ゴールだけに意識が行き過ぎて、バランスを見失うことを懸念を示している。
プレミアリーグ4位につけるアーセナルは、日曜日(9日)にアウェイでスウォンジーと対戦する。
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