香川真司が所属するボルシア・ドルトムントのFWマルコ・ロイスは、来夏移籍を求めるとしたら他チームより第一にバルセロナを優先するという。独紙『ビルト』が伝えている。
ロイスの契約は2017年に満了するも、契約解消金は僅か2500万ユーロ(約35億円)。契約が切れるまで残り3年、そして同選手のポテンシャルを考慮すれば安価と言える。
香川の“相棒”は、欧州に名を轟かせる機会を与えてくれたのは紛れもなくドルトムンドだと理解しており、ユース時代も過ごしているだけにクラブへの愛着は説明するまでもない。
しかし、同紙によるとロイスにとって幼い頃からの夢は、バルサのユニフォームを着ること。また、ボルシアMG時代の同僚で友人のGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが在籍していることも加入を希望する要因であり、FIFAがバルセロナに対する選手獲得禁止処分を取り下げた場合、移籍先の最有力候補になると伝えている。
もちろんバルセロナだけが唯一の候補では無い。宿敵のバイエルン・ミュンヘンがその一つであり、ロイスも母国を去る必要が無く、かつ更に輝ける論理的な移籍だと理解している。
バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOは10月後半に「バイエルンは彼の獲得を検討すべきだ」と公に語っている。
また、『ビルト』は4日にマンチェスター・シティが年間1300万ユーロ(約18億2千万円)の年棒をオファーしたと報じた。
ロイスは愛着、現実性、または金を選ぶか。欧州全体が彼の最終決断を、首を長くして待っている。
【了】
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