イングランド代表は今月15日にホームでスロベニアとのEURO2016予選、18日にはフレンドリーマッチでスコットランド代表と対戦する。
最近の日本では代表戦ともなれば毎試合のようにチケットが完売。普段サッカーを見ない層までも巻き込む一大コンテンツとなっている。
一方、”サッカーの母国”とも言われるイングランドでは先のブラジル・ワールドカップで敗退。こうした近年の芳しくない成績の影響で、代表戦の観客動員は減少傾向にあった。
9月にウェンブリー・スタジアムで行われたW杯後初の試合、ノルウェー戦の観客は4万181人。これは最大9万人を動員するこの超巨大スタジアムでの代表戦史上最低の記録となった。
しかし、その暗いムードにも光が差し始めている。15日のスロベニア戦のチケット売上は好調。4日付の英紙『インディペンデント』によれば、この試合には8万にを超える観客がウェンブリーに来場する見込みだという。
その要因の一つは、W杯後の好調なチーム事情だ。ブラジルの地で涙を呑んだ”スリーライオンズ(イングランド代表の愛称)”は、以降3つの公式戦含め4連勝。
さらにマンチェスター・ユナイテッドのFWウェイン・ルーニーの存在がある。実は、スロベニア戦に出場すればルーニーは代表100キャップに到達。国を代表するスターの偉業を目の当たりにしようと、多くのファンがスタジアムに駆けつけそうだ。
代表メンバーは現地時間6日木曜日に発表される。
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