「必ず勝利を目指して、頑張りたい」
そしてドルトムントは39分に先制点を上げる。左サイドでのロイス、香川のパス交換から、ベンダー、ケールと経由して右のピシュチェクへ。ピシュチェクの縦パスに抜け出したロイスが、ボールをゴール左下隅にきっちり流し込んだ。
引いたガラタサライに苦戦しながら、前半終了間際のいい時間帯での先制だった。
1点ビハインドとなったことで、ガラタサライも少し前へ出て来る。そのこともあってか、ドルトムントも若干戦い安くなった。
56分、ショート・コーナーから香川が入れたクロスを、最後はソクラティスが押し込んで追加点を上げる。
そして香川は63分にギュンドアンと途中交代となった。交代時にはジグナル・イドゥナの観衆は皆、拍手で香川を労う。
その後70分にCKから1点を返されたものの、74分にはカウンターからインモービレが3点目、85分にはピシュチェクのグラウンダーのクロスがセミフ・カヤのオウンゴールを誘って、ドルトムントが4-1のスコアで快勝する。
結局アウェイとホームの2戦を通じてガラタサライは、ドルトムントからすればスパーリング・パートナーに過ぎなかった。
次は香川も「本当に全てを賭けるつもりで戦わなきゃいけない」と語る、現在無敗で3位と好調のボルシアMGが相手である。
香川は言う。
「メングラもすごく調子が良くて、手強い相手ですけど必ずホームでやれるっていうところを見せないと、また中断期間に入っちゃいますし、必ず勝利を目指して、頑張りたいと思います」
ガラタサライに快勝したことでドルトムントは、ボルシアMGと戦う上で最低限の準備は出来ている。
【了】
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