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香川真司 10年前

「全く物足りない」。香川、4発快勝にも自身無得点に不満足。低迷脱出へあくなき向上心「日頃から追い求める」

text by 編集部 photo by Getty Images

「全てを賭けるつもりで戦わなきゃいけない」

――前半にもチャンスがあって、決めたいという気持ちは

「本当にそうですね。決めなきゃいけないですし、今の数字では全く物足りないので、そこは自分に対して厳しく、日頃から追い求めていかなきゃいけない。

 チャンスの数を増やすためにはもっとランニングであったり、集中と意識を持ち続けて、ゴール前に入っていかなきゃいけないですし、本当に、一試合一試合やっていくだけなんで、必ず成果が出ると信じて、やっていくだけです」

――バイエルン戦のときのやり方と今日のやり方は少し違うと思うが

「ああいう引かれた相手に対して中々苦労しているところはあると思う。次の試合のボルシアMGもものすごくハードワークして、守備を固めてくるところはあると思うんで、そういうときにどうやって崩せるか。

 バイエルン戦もカウンターでは上手くハマっていたけど、ボールを持って攻める時間っていうのはあまりなかった。そういう時間帯にどれだけ、戦えるかっていうのが課題だと思います」

――ボールを持って狭い中をこじ開けていく部分でいうと、香川選手の仕事の出番が増えるのでは

「そこは勇気を持って、そこでリスクを犯すことは自分に課されていることだと思います」

――ビルト紙の写真について

「そもそもバイエルン戦の前の練習ですし。戦術練習です。どういう守備をするかっていう。それが全然、上手く写真がああいう形に取れた。こういう時期だからこそ出る報道なんじゃないかと思います」

――今は次の試合のことで頭が一杯

「そうですね。本当に全てを賭けるつもりで戦わなきゃいけないですし、ボルシアMGもすごく調子が良くて、手強い相手ですけど必ずホームでやれるっていうところを見せないと。また中断に入っちゃいますし、必ず勝利を目指して頑張りたいと思います」

【了】

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