ミランの本田圭佑が4日、クラブとドイツの電気機器メーカー「ブラウン」のコラボレーションに関する記者会見に出席した。イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』など複数のメディアが報じている。
現在3試合未勝利のチームについて、本田は「僕はここ3試合ゴールを決められていない。新生ミランを皆に見せられるよう、次の試合は勝たなければいけない」と、勝利への意欲を語った。
また、チームのコンディションに関しては、「激しい試合が多かったから、常にトップコンディションを維持するのは難しい」と強豪との対戦が続いたスケジュールについて言及した。
昨季は思うような活躍が出来なかった本田。対照的に今季は10試合に出場し、6得点2アシストと大活躍中だ。現在チーム内得点王となっており、あまりの活躍にアドリアーノ・ガッリアーニCEOも「去年は本田の兄がプレーしていた」と冗談を言うほどである。
しかし、本人は「何も変わっていない」と語っている。「昨季から良いプレーをしたいと思っていた」とセリエAへの順応に時間がかかったことを明かした。ゴールを量産できている理由には、「フィリッポ・インザーギ監督とチームメイトのサポートのおかげ」と感謝を示している。
それでも、ここ3試合に関しては「満足していない」とし、「真の本田を見せられるようハードワークをしなければ」と意気込みを語った。
セリエAに適応しつつある本田だが、言語においても順調に成長しているようだ。インタビューの最後にはイタリア語でコメントしている。
「イタリア語を勉強し、理解できるようになってきている。ミラネッロ(ミランの練習場)で働くことが出来て、また徐々に言葉が分かるようになって嬉しいよ」
ミランは現在セリエAで7位につける。次節は日本時間の8日に3位サンプドリアとアウェイで対戦する。
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