今季からアーセナルの新スポンサーとなったプーマが3日、新たな広告動画を公開し、昨季までアーセン・ヴェンゲル監督が頭を悩ませていたベンチコートのチャックの引っ掛かりを見事に改善したことをユーモアと共に伝えている。同日の英紙ミラーなどが報じた。
プーマは広告の中で、「監督は集中しなければならず、余計なことに集中力を妨げられてはならない。それはチャックも同じこと。我々はヴェンゲル監督の手、ジッパーを上げる速度を研究し、遂に完成させた」と説明し、その後、同監督が「私もそう思います!」などとコミカルな演技で問題を克服したこと宣言している。
プレミアリーグで最も背が高い身長191センチのヴェンゲル監督は、昨季まで20年間スポンサーを務めたナイキのベンチコートのチャックの引っ掛かりに苦戦し続けた。冬場の試合中には決まってベンチ際でチャックを上げる作業に苦闘する姿が度々映像に捉えられ、話題となっていた。
プーマはスポンサー発表の際、「ヴェンゲル監督のチャックの問題を解決する」とユーモラスに公言していたが、広告動画作成にまで至る形となった。
チャックの改善はヴェンゲル監督の集中力向上を意図するはずだったが、アーセナルは今季も開幕から出遅れ、リーグ10節を終えて首位チェルシーと勝ち点9差の4位につけている。
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