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「堅守」「カウンター」「自信」。好調ボルシアMGを支える3つの要因。次節、ドルトムントから“2番目にベスト”を奪うか

自動降格圏17位に沈むドルトムント。CLを挟んで待ち受けるのは2位ボルシアMGだ。今季、リーグ、カップ、EL全てで無敗を継続している強敵で「ドイツで2番目にベスト」の座を虎視眈々と狙っている。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

70-71シーズン以来の17試合連続無敗

「次の相手はグラッドバッハである」としたのは、2014年10月3日付の独大衆紙ビルトである。

「堅守」「カウンター」「自信」。好調ボルシアMGを支える3つの要因。次節、ドルトムントから“2番目にベスト”を奪うか
ボルシアMGの好調の要因はどこにあるのか【写真:Getty Images】

「次の相手はグラッドバッハである」としたのは、2014年10月3日付の独大衆紙ビルトである。

 1日にバイエルンとの「巨大な頂上決戦」で敗北を喫して5連敗となったドルトムントは、4日のCLガラタサライ戦を挟んで、9日にはブンデスリーガの次戦を現在3位のボルシア・メンヘングラッドバッハと戦う。

 ボルシアMGは2日の第10節、ホームでホッフェンハイムを3-1で下した。第9節にはバイエルンをホームに迎えて0-0のドローに持ち込むなど、5勝5分0敗の3位と好調を維持している。10節を終えて0敗と、シーズンが始まってから無敗のままなのはバイエルン、そしてボルシアMGだけである。

 ボルシアMGとホッフェンハイムの一戦を3日付ドルトムントの地元紙ルール・ナッハリヒテンは「強いグラッドバッハの選手達が瞬間と記録を楽しむ」という見出しで報じた。

 同紙によれば、今季の17試合連続無敗という記録は、名将ヘネス・ヴァイスバイラー指揮下の70-71シーズン以来のことなのだという。ボルシアMGはブンデスリーガだけでなく、ドイツ・カップ、ヨーロッパ・リーグでも未だ敗北を喫していない。

 ではボルシアMGの好調の要因はどこにあるのか。先のホッフェンハイム戦を下にして、少し検証してみたい。

 ボルシアMGのホッフェンハイム戦でのスターティング・メンバーは次のとおり。布陣は4-4-2である。

【GK】ゾマー、【DF】右SBコルブ、右CBシュトランツル、左CBヤンチュケ、左SBドミンゲス、【MF】ダブル・ボランチにクラマー、ノルドヴァイト、右SHハーン、左SHヘアマン、【FW】ラファエル、クルーゼ。 

 ホッフェンハイム戦に入る前に触れておきたいのが、今季の失点「5」という数字だ。これはバイエルンの「3」に次いで、リーグで2番目に少ない数字である。

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