「打ち上げ花火は小さな爆竹に変わっていた」
「ミランは消えた」(ガゼッタ・デッロ・スポルト)
「ミランはいない、パレルモはいた」(コリエレ・デッロ・スポルト)
辛辣な見出しが並ぶ。ホームで惨敗した2日のパレルモ戦から一夜明けた3日、ミランには地元紙から厳しい批判が浴びせられた。本田に対しても例外ではなく、及第点を大きく下回る評価が下された。
以下は各紙の評価及び評点。ちなみにいずれも、チーム最低点からは免れている。
ガゼッタ・デッロ・スポルト 4.5
「ホンダというより、これではキックスクーターだ。ゆっくりと進み、中に絞った際は動きを簡単に読まれてしまう。静止した状態からはドリブルで振り切ることが出来ず、ペースチェンジも出来ない。そしてプレースキックは不正確だった」
コリエレ・デッロ・スポルト 4.5
「ヴェローナ相手の2得点の後、どう見ても昨シーズンにプレイしていた“兄弟”とまた入れ替わった模様」
※ガッリアーニ副会長が以前、「昨シーズンは本田の兄弟を送りつけてきたが、夏にやっと本物が来た」と語ったことを受けての皮肉と思われる。ちなみに評点、寸評欄の見出しには、「これは本当の本田ではない」という文言が踊っていた。
トゥットスポルト 4.5
「序盤戦数試合の打ち上げ花火は、今は小さな爆竹に変わっていた。となれば自然と、こんな疑問も湧き上がってくるのだ。どっちが本当の本田なのだろう?」
コリエレ・デッラ・セーラ 5
「調子の低下が認められた。FKからトーレスにいいボールを通して、それだけで終わり」
ガゼッタ・デッロ・スポルトの全選手評点は以下のとおり。
ディエゴ・ロペス7、アバーテ5、アレックス評点なし(サパタ4)、ラミ4.5、デ・シーリオ5、ポーリ5(エル・シャラウィ6)、デ・ヨンク5、サポナーラ6、本田4.5(パッツィーニ5.5)、トーレス5、メネズ5
【了】
フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→
関連リンク
本田に生きる道はあるか?
強いやつに勝ちたい。世界中に認められたい
遠藤保仁、W杯を語る。日本サッカーが手にした知性
本田圭佑という哲学 世界のHONDAになる日
代表23人が語る 敗北の真実
ザックジャパンの軌跡 蒼き戦士たちの躍進とブラジルでの敗北、そして未来