CLよりもリーグ戦の不調に話題が集中
「冷静に順位表へと目を向けたならば、我々は他の職を探さなければならないだろう」と2014年11月3日付のルール地方の地元紙、レヴィアシュポルトにコメントを残したのは、ドルトムントの社長であるハンス・ヨハヒム・ヴァツケ氏である。
チャンピオンズリーグ(CL)のグループD第4戦、ホームでの対ガラタサライ戦を翌4日に控えていながら、ドイツメディアの話題の中心は「ドルトムントが現在17位の降格圏にいること」にある。
レヴィアシュポルト紙のCLのプレビュー欄には記事そのものが無く、対戦成績といったデータと写真のみが記載されている。10月にイスタンブールで行われた第1戦で、ボールを奪い合うフェリペ・メロと香川の姿が写されて、「フェリペ・メロ対シンジ・カガワ(右)。この闘いは火曜日にも再び繰り広げられるだろう」と記された。
レヴィアシュポルト紙によるガラタサライ戦の先発メンバー予想は次のとおり。布陣は4-2-3-1である。
【GK】バイデンフェラー、【DF】ピシュチェク、スボティッチ、ソクラティス、ドゥルム、【MF】ベンダー、ギュンドアン、ムヒタリヤン、香川真司、グロスクロイツ、【FW】インモービレ。香川は先発が予想されている。
またヴァツケ氏の次のようなコメントが同紙の一面にも掲載されている。
「CLを逃せば、彼を保持することは難しい」
「彼」とはバイエルンへの移籍が取沙汰されるマルコ・ロイスである。ロイスの件も含めて、「ドルトムントへ向けた8つのアラーム」としたのは、3日付の独大衆紙ビルトである。