アフリカサッカー連盟(CAF)は、アフリカ・ネーションズカップを予定通り2015年の1月に開催することを、3日に発表した。
現在アフリカで猛威をふるっているエボラ出血熱。その拡大を恐れた数か国が、来年1月にモロッコで開催されるアフリカ・ネーションズカップの延期を主張していた。
CAFはこの要求に対し、3日にアルジェリアで行われた執行委員会で審議して却下。同大会は予定位通り、2015年1月から2月にかけて行われることが決定した。そして、開催国モロッコに対し、土曜日を期限として受け入れの確認を求めたようだ。
しかし、モロッコは感染国からの渡航者によるエボラ拡大の不安を主張。さらに、クラブW杯開催国でもあるため、CAFの要求を受け入れ難い様子。
CAFは、世界保健機構(WHO)が「エボラ感染国での開催」の中止のみ要請しているとして、それ以外の国での開催は可能と述べている。さらに、モロッコがこの受け入れを拒否した場合には、他の国で開催することも明かしている。
世界各国リーグに散らばる代表選手が果たして招集に応じるか疑問もある。さらに、それらの選手が感染し、その国に戻っていればパンデミックになりかねない。CAFはもう一度考え直す必要性がある。
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