日本大手電機メーカーの「ソニー」がFIFAのメインスポンサーから降りるかもしれない。3日発売のドイツ紙『デア・シュピーゲル』が報じている。
2018年のロシアW杯と2022年のカタールW杯の開催地決定をめぐり、汚職の疑いがあるFIFA。それに対して、イメージを損なう恐れがあるという理由で、2大メインスポンサーの「ソニー」と「エミレーツ航空」が撤退する可能性があるようだ。
同紙によれば、「ソニー」は2014年の12月31日までFIFAとの契約があり、残り2か月で切れるという。チャンピオンズリーグ(CL)などの多くのスポンサーを手掛ける「ソニー」が撤退となれば、FIFAにとって大きな損失だ。
加えて、8年間メインスポンサーを続けてきた「エミレーツ航空」も撤退が決定的。両スポンサーの撤退による損失は約5億ドル(約560億円)と言われており、FIFAは早急に次のスポンサー探す必要がある。
「ソニー」に関しては、契約延長交渉中といわれているが、韓国の大手電子メーカー「サムスン電子」も興味を示しているようだ。
「エミレーツ航空」の代わりは「カタール航空」が務めることが濃厚な様子。皮肉なことにイメージ回復どころか、汚職疑惑にさらに拍車がかかりそうだ。
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