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ドルトムントのヴァツケCEO、ロイスについて語る。ルンメニゲ会長の発言は「正式な手続きではない」

text by 編集部 photo by Getty Images

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ボルシア・ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケ最高責任者【写真:Getty Images】

 ブンデスリーガの第10節で、ボルシア・ドルトムントはバイエルン・ミュンヘンに敗れて5連敗と泥沼に陥ってしまった。ハンス・ヨアヒム・ヴァツケ最高責任者(CEO)は、2日にドイツのTV番組『ドッペルパス』に生出演。バイエルンとの移籍問題に揺れるMFマルコ・ロイスについて語っている。

 ロイスについては、ルンメニゲ会長が獲得意思を明言したことにより、その去就が大きく注目を浴びていた。また、大きな騒ぎを鎮めるためにロイス本人も『フェイスブック』で「単なる憶測」と明かしている。

 同番組に出演したヴァツケ氏は、「ドルトムントを騒がしくしたいわけではない」と忠告し、「憶測だけがかなり進んでしまっている」と、ロイス同様のコメントを残している。

 そして、ルンメニゲ会長の発言にも「正式な手続きではない」と切り捨て、「私の人生の中で、バイエルンと選手の契約で話し合うことはない」と述べた。

 2500万ユーロ(約35億円)の違約金で2015年から移籍できるという話も「契約内容について、明かすことはない」と、確実ではないようだ。

 また、ロイスとドルトムントは密接な関係にあり、彼が望んでいるものは「クラブとこの街にある」と、明かしている。

 だが、現在クラブは17位まで順位を落とし、チャンピオンズリーグ(CL)出場権の獲得も怪しい状態。経済的には1シーズンCLに出られなくとも問題はないと話すヴァツケ氏。その場合のロイスの慰留については「非常に厳しい」と漏らした。

 今季の成績次第で、ロイスの去就に関わってきそうだが、まずは目の前の1勝。そしてCL以前に、残留が現実な目標だ。

【了】

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