広州恒大足球倶楽部のマルチェッロ・リッピ監督が現地時間2日に監督業の引退を宣言した。イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』など複数のメディアが報じている。
広州恒大は中国サッカー・スーパーリーグの最終節で北京国安に1-1で引き分け、リーグ優勝を果たした。試合後の会見でリッピ監督は「私は、これ以上は監督業を続ける気はない。年老いたからね」と引退する意向を明かした。
リッピ氏は現在66歳。82年にサンプドリアの下部組織で監督業をスタートし、92年にはユベントスでチャンピオンズリーグを制覇、2006年にはイタリア代表をW杯優勝に導いた。
Jリーグクラブも参加するアジアチャンピオンズリーグ(ACL)では2013年に広州恒大を優勝に導いた。今年5月には同じくACLでセレッソ大阪と対戦。5-1と大勝を収めている。
また、広州恒大の後任監督には、2006年にバロンドールを受賞した元イタリア代表のファビオ・カンナバーロ氏が候補としてあがっている。同クラブには同じくイタリア人である現在アルベルト・ジラルディーノとアレッサンドロ・ディアマンティが在籍している。
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