ブンデスリーガの第10節が現地時間1日に行われ、バイエルン・ミュンヘンは、MF香川真司が所属するボルシア・ドルトムントとホームで対戦して2-1で勝利した。
無敗で首位を走るバイエルンだったが、前半31分にドルトムントのMFマルコ・ロイスに先制点を決められ苦しい展開に。重苦しい雰囲気を救ったのが、70分に投入されたMFフランク・リベリだった。
リベリは、同点弾のきっかけとなるスルーパスを出し、さらには逆転のPKを得る活躍。全得点に絡んでチームを勝利に導いた。
試合後の記者会見で、ペップ・グアルディオラ監督は「リベリが我々を救ってくれた」と称えた。そして、リベリは相手DFと対峙すると1対1を仕掛け、それが相手の脅威になったと話している。
リベリ投入までゴールは生まれなかったものの、後半に入り試合を優勢に進めたバイエルン。グアルディオラ監督は「前半はシャビ・アロンソが封じられていた」と分析し、「その修正を行った」と明かしている。
また、グアルディオラ監督はチームへの称賛も忘れてはおらず「後半は素晴らしかった。チームに賛辞を送りたい」と話した。そして「どのような状況でも、修正できるのが我々の強さ」と、バイエルンのチームとしての能力の高さを誇っている。
これで今季はドイツ・スーパーカップを除き、未だ無敗。昨季も圧倒的強さでリーグを制したバイエルンだが、チャンピオンズリーグ(CL)で優勝を逃した悔しさは忘れていはいない。自国ベルリンで行われる決勝に進むためには、立ち止まってはいられないようだ。
【了】
フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→
関連リンク
フットボールサミット第13回 香川真司取扱説明書 KAGAWAの活きる道
本田圭佑と香川真司 日本代表の核となる二つの個性
サッカー好きほど知らない戦術の常識
ドイツが独自に試みる「個」へのアプローチ「ライフキネティック」理論とは何か?
ペップの狂気 妥協なき理想主義が生むフットボールの究極形
グアルディオラが受け継いだ戦術フィロソフィー