ニューカッスル・ユナイテッドは今季、開幕から7戦勝ちなしと不振を極めていた。指揮官アラン・パーデューに対しては、解任騒動も巻き起こるほどだった。
しかし、ここにきて公式戦4連勝を達成。リーグカップではマンチェスター・シティ、1日のリーグ戦ではでリバプールを破るなど復調の兆しを見せている。
パーデュー監督は、31日付のイギリス『BBC』の中で、現在の好調の要因について「IKEA流マネジメント」の重要性を説いた。
世界的に知られている家具ブランド『IKEA』は低価格やそのデザインの良さが人気で、日本にも展開されている。売られている家具のほとんどが細かい部品に分けられ、自分で組み立ることを想定されているのも一つの特徴だ。
パーデューは、「(サッカーも)IKEAの家具のようなもの。細かい部品を全て使って組み合わせ、時間を掛けないと、最後まではたどり着かない」と、チーム作りを家具の組み立てに例えて表現。
「一つ目を間違えば、二つ目は上手く働かない。二つ目を間違えば、当然三つ目も上手くいかない」
今季は、MFジャック・コルバック、DFダリル・ヤンマート、MFレミ・カベラをはじめ、新戦力が多くチームに加わった。
チームの“組み立て”には時間が掛かっているようだが、ここに来てパーデューのマネジメントはチームに上手く馴染み、結果に繋がっている。
リバプール戦の勝利で勝ち点を13とし、暫定で11位まで順位を上げたニューカッスル。チームの“完成形”がまもなくお目にかかれるかもしれない。
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