来年の1月にアジアカップのためミランを約1ヶ月離脱する本田圭佑。絶好調の“10番”の離脱はチームにとっても大きな痛手だ。
9試合6得点、リーグ得点ランキングでも2位に付ける本田の穴をどう埋めるのか――。1月には移籍市場も開かれるが、ミランの財政状況を鑑みると、そこまでの資金は投入できない。
代役候補として、まず名前が挙がったのが昨季ミランに在籍したアデル・ターラブト。現在はQPRに復帰しているが、再び期限付き移籍で獲得するのは十分現実的だ。しかしフィリッポ・インザーギ監督が同選手の練習態度や生活習慣を問題視しており、獲得候補から外れたという報道もされている。
そこで指揮官が期待を寄せるのが、若手FWエムバイ・ニアングだ。2日のセリエAパレルモ戦を控えた前日記者会見で、ニアングが本田の代役となりえると語った。
「ニアングは成長している。今とても調子が良いし、いずれスタメンでの出場もあるだろう。本田が離脱した時は、彼が代わりになれることを祈るよ」
ニアングは期限付き移籍していたモンペリエから復帰するも、今季はわずか2試合24分間(0得点)の出場にとどまっている。本田とは異なりスピードを武器としている選手で、もし代役にするのならば戦術面での変更を迫られるだろう。
若手FWに懸けるのか、それとも資金を確保し、新選手を獲得するのか。フェルナンド・トーレスが負傷で離脱中の今、インザーギ監督にとって“本田の代役選び”は頭痛の種になっているに違いない。
なお、2日のパレルモ戦でも本田は右WGでのスタメン出場が確実視されている。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、本田、ジェレミー・メネーズ、ステファン・エル・シャーラウィの3トップと予想されている。
ミラン対パレルモは日本時間3日の4:45から開始される。
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