PSGをモデルに、国外からの投資も歓迎を
もう1つの重要なポイントは、都市内に位置してアクセスが容易な立地条件を見出すことだ。これは、東京のメインサッカークラブが新設の国立競技場でホームゲームを戦うことになれば達成できる。
都市部の中心に位置し、試合に関する体験をピッチ上での90分間だけに限定することなく、例えば買い物や食事といった試合前後の行動にまで拡大することができる場所だ。これはもちろんクラブの収益を増加させることにも繋がる。
そのために国外からの投資が必要とされるのであれば、東京というグローバル化された都市においては、パリやロンドンやローマと同じくそれは歓迎されるべきことだ。
これらはほとんど希望的観測ではあるが、本当に重要なのは、東京のライフスタイルと文化にどのようにフットボールを組み込むことができるかという議論が進められていくことだ。
その過程の中で、東京のクラブがそう遠くない日にパリ・サンジェルマンと同じようなレベルで戦うのが不可能だと決めつけてしまう理由はない。
19世紀以来、東京と日本は世界に対して様々な部分で追いつき、時には追い越してきた。サッカーでも同じことが可能だと信じるのは許されないことではないだろう。
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