先日チバスUSAの解散を明らかにしたMLSだが、早くも次のクラブ設立に向けて動き出した。30日、MLSのコミッショナーであるドン・ガーバー氏同席のもと、ロサンゼルスを本拠地とする新クラブ「LAFC(仮称)」の発足を発表した。
LAFCは2017年のMLS参戦を目指して活動を開始することになるが、オーナーグループがあまりに豪華と大きな注目を集めている。
筆頭オーナーとしてベトナムでマクドナルドのフランチャイズを手がける実業家のヘンリー・グエン氏や、映画プロデューサーでNBAのゴールデンステート・ウォリアーズの共同オーナーも務めるピーター・グーバー氏、ESPNでNBA解説を務めるトム・ペン氏が名を連ねると同時に他の共同オーナーたちも豪華な面々となっている。
QPRの共同オーナーであるルベン・ナナリンガム氏、カーディフとFKサラエボのオーナーで何かと話題に事欠かないヴィンセント・タン氏、ローマの共同オーナーでもあるラリー・バーグ氏ら欧州クラブの経営者たちが共同オーナーとしてLAFCの運営に関わる。
さらに、かつてのNBAのスーパースターで現在は実業家としてMLBのロサンゼルス・ドジャースの共同オーナーも務めるマジック・ジョンソン氏や元アメリカ女子代表のミア・ハム氏、その夫でボストン・レッドソックスなどで活躍したノマー・ガルシアパーラ氏、ゴールデンステート・ウォリアーズのリック・ウェルツCOOら多くの有名人がLAFCの共同オーナーとなった。
LAFC設立に際して筆頭オーナーであるグエン氏は「今日はワールドクラスのスタジアムでプレーし、ファンが楽しめるスタジアムを開発するための最初の日だ」とコメント。クラブ運営に対する高い意欲を感じさせた。
前出のガーバー氏も「ロサンゼルスは数百万人のサッカーファンを抱え、多様で活発な市場だ。我々はロサンゼルス・ギャラクシーとLAFCによる激しい競争を楽しみにしている」と新クラブの明るい未来へ期待を寄せている。
メキシコ人実業家によって運営されてきたチバスUSAは失敗に終わってしまったが、あらゆる分野の専門家を経営陣に迎え、MLSから最大限のバックアップを受けて始まった新クラブにはどのような未来が待っているのだろうか。
LAFCはアトランタに新しくできるクラブとともに2017年のMLS加盟を目指して走り出す。
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