レアル・マドリーの元監督のホルヘ・バルダーノ氏は、スペインラジオ『ラジオ・マルカ』で29日にデビューから20周年の元マドリーのFWラウール・ゴンサレスについて言及した。
当時マドリーの監督を務めていたバルダーノ氏は、力不足になってきていたベルナベウのアイドルだった元FWブトラゲーニョをベンチに置くという勇敢な判断を下した。“エル・ブイトレ”の愛称で知られていた当時マドリーの「7番」は、後にクラブ得点王に輝くことになる、当時僅か17歳のラウールによって受け継がれた。
「あの日のことは明確に覚えている。ラウールは天才だったけど、ブトラゲーニョを引退に導くことになったから難しい日だった、さよならを言うべき日だった」と、1994年10月29日のサラゴサ戦で苦渋の決断を下したことを語った。
3度に渡ってチャンピオンズリーグ(CL)優勝やチームタイトル以外にも様々な個人賞を取得したラウールだが「バロンドールは受賞するべきだった」と、同選手がサッカー選手にとって最も名誉ある個人賞を手にいられなかったことを悔やんだ。
また、2010年に今度は彼の背番号7を受け継いだクリスティアーノ・ロナウドについては「違うタイプの選手だけど完璧主義者であるところは共有している」と、マドリーの永遠の7番と語り継がれるだろう2人を比較しながら両者を絶賛した。
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