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香川真司 10年前

カップ戦活躍の香川に現地紙が「2」と高評価。ラッキーゴールにも言及「GKの親切な招待を受けたカガワ」

text by 本田千尋 photo by Getty Images

「チャウナーの親切な招待を受けたカガワ」

 同紙は決勝点へと至るシュートを放とうとする香川を、後方から捉えた写真を掲載した。背番号7が見える。

 ビルト紙:「不慮の失敗の後で、GKフィリップ・チャウナーはカガワのロングシュートを甘受しなければならなかった」

 記事の中でもこの場面については、「試合終盤、チャウナーがミスをする。彼はバックパスをダイレクトでカガワの足にキックする」と触れられている。

 29日付のハンブルクの地元紙ハンブルガー・モルゲンポストは「0:3 魔法の一夜のためには少なすぎる勇気」という大きな見出しでザンクトパウリ対ドルトムントの一戦を報じた。ザンクトパウリの監督メッグレが、ドルトムントとの一戦を前に「魔法の夜」を望んでいたことによるものである。

 ハンブルガー・モルゲンポスト紙「カップ戦―終了! ザンクトパウリにとって強すぎるBVB」

 インモービレによる先制のシーンが、紙面を大きく飾った。写真はゴール裏から撮られたものであり、ボールは既にネットに触れようとしている。シュートを放った直後のインモービレと、香川の姿が映し出されている。

 記事の中では「カガワ」の名前は、9分のロイスからゴール前でパスを受けてシュートまで持っていったシーンや、インモービレの先制点について触れられた箇所で見受けられる。

 決勝点の場面については、「チャウナーの親切な招待を受けたカガワ」と記された。

 香川がザンクトパウリの夜に名を残したのは間違いない。

【了】

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