「チャンスに絡める回数は明らかに多かった」
「パウリはチャンスなし」「クロップがメッグレを噛み千切る」としたのは、2014年10月29日付の独大衆紙ビルトである。
28日に行われたDFB・ポカール、つまりドイツ・カップ2回戦、ドルトムントがザンクトパウリにアウェイで3-0のスコアで勝利した試合を、ビルト紙はドルトムントの指揮官がザンクトパウリの監督トーマス・メッグレを引き裂くといったような見出しで報じた。
同紙は「ブンデスリーガの15位対ブンデスリーガ2部の16位」としながらも、「パウリは45分間だけ付きまとう」と敗戦のザンクトパウリに手厳しい。
ザンクトパウリのスポーツ・ディレクター、ラシド・アズージは試合後の有料衛星放送Skyのインタビューに次のように答えている。
「我々はもっと勇敢かつ大胆でも良かった。2、3人の選手はドルトムントをリスペクトし過ぎていたようだ」
ビルト紙によるザンクトパウリ戦のドルトムントの先発メンバーへの採点は次のとおり。
【GK】ランゲラク「2」、【DF】ソクラティス「2」、スボティッチ「4」、フンメルス「3」、ドゥルム「3」、【MF】ケール「3」、ムヒタリヤン「3」、香川真司「2」、ロイス「2」、グロスクロイツ「4」、【FW】インモービレ「2」
1ゴール1アシストの香川には「2」と高評価である。
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