攻撃面で高評価だった本田。中央でのプレー率が上昇
本田圭佑は、ここまでの8試合同様に右WGで先発した。前節フィオレンティーナ戦では、守備で好パフォーマンスを見せたものの、シュートなしに終わって地元メディアでも評価は分かれたが、この試合でも得点に絡むことはできなかった。
しかし、データを基にした採点を見ると、「squawka.com」が掲載する攻撃・守備・ポゼッションを評価するパフォーマンス・スコアで33点、「Who Scored.com」が掲載するレーティングでは7.4点と、どちらもチーム内ではボナベントゥーラ、デ・シリオに次ぐ3番目の評価となった。
フィオレンティーナ戦でも決して低い評価ではなく、むしろ全選手中でも高い評価だった。ただ、その評価は攻撃以上に守備での貢献が認められてのものだった。
しかし、この試合では攻撃面での評価が高かった。パフォーマンス・スコアでは守備が15点だったのに対して攻撃は32点となっていたのだ(ポゼッションは-14点だったため、合計で33点)。
その理由は様々だが、目立つところでは前節でともにゼロだったショート本数が2本、チャンスメイク数が3回に増えたことだろう。
要因となったのは、やはりプレーエリア。前節のアタッキングサードでのプレー率を見ると、中央が12.24%と従来より極端に低めだった。相手が徹底した対策を練ってきたことが原因だが、独力でもコンビネーションでも跳ね返すことができなかった。
一方で、この試合の同じエリアでのプレー率は33.34%。前節を倍以上も上回り、2得点を挙げた前々節ヴェローナ戦と同水準に達したため、攻撃に絡むことができた。
とはいえ、2試合続けてチームを勝利に導けなかったことも事実。背番号10を背負う以上、チームが苦しい展開でこそヒーローとなる必要がある。
今後も本田が活躍するためには「いかに中央へ侵入するか」が鍵となる。逆に言えば、相手は「本田をいかにサイドに留めておくか」を考えてくるはず。
その対策・マークをも跳ね返して活躍できなければ、チームの勝利も遠くなってしまうだろう。逆に、本田がそれを跳ね返してセリエAでも“止められない”選手となった時がミラン復活の時なのかもしれない。
【了】
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