バルセロナのMFイバン・ラキティッチは25日のリーガエスパニョーラ第9節レアル・マドリー戦でベンチスタートだったものの、UEFA公式サイトで監督の判断を尊重した。しかし、スペイン『スポルト』が行ったアンケート調査によると、ファンの90%はクロアチア代表MFを不動のレギュラーとして推している。
ラキティッチは、自身をベンチに置いたことによって批判が集まっているルイス・エンリケ監督について「思想ははっきりしている、どんな小さなディテールも準備する」とフォローの言葉を捧げた。
さらに、物事が順調に進むには「全員が努力して船を同じ方向に漕がねばならない」と、チーム全体が監督に合わせる必要があることも述べ、「我々の『マシン』が機能するには全員がベストを尽くさねばならない」とF1チームに例えて説明した。
今夏セビージャから加入したラキティッチは「このユニフォームを着られて夢が叶った。最高だよ。世界中の子供がここにたどり着くことを夢見ている」と、バルサ移籍への達成感を語った。
クラシコでの乏しいパフォーマンスによって非難されたシャビ、イニエスタ、ブスケツについては「彼らから学びたかった。選手としても人間としても。全てを勝ち取った選手達だ」と、近年バルサ中盤の砦を構成した3人を絶賛した。
また、同選手はバルサでは「初日から馴染めたし、幸せだ」と、チームにフィットしている姿勢を見せた。
しかし、バルサの黄金時代に大きく貢献したシャビは今年34歳を迎えた。『スポルト』のアンケート結果が表すように、現地サポーターはビッグマッチでは同選手が既に力不足と感じており、今夏のスター補強ラキティッチを優先する空気が漂っている。
【了】
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