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香川真司 10年前

来季CLは絶望。EL出場へ唯一の希望はドイツ杯制覇。2部ザンクトパウリとの2回戦、香川は先発へ

ブンデスリーガでは4連敗を喫して15位。CL、ELへの出場権獲得は絶望的となったドルトムント。来季欧州カップ戦出場への唯一の希望はDFBポカール制覇のみとなった。2部ザンクトパウリとの2回戦、地元紙は香川真司の先発を予想している。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

「ポカールの制覇がヨーロッパへの最後のチャンス」

「BVBの指揮官ユルゲン・クロップは、今やポカールでザンクトパウリに勝たなければならない」としたのは、2014年10月27日の独大衆紙ビルトである。

 28日にドルトムントはDFBポカール、ドイツカップの2回戦でブンデスリーガ2部所属のザンクトパウリと対戦する。

 ビルト紙:「危機が支配するドルトムントは壊れてしまったのか?」

 同紙はまた「チャンピオンズリーグの目標は落ちたも同然である」と記して、ドルトムントのスポーツ・ディレクターであるミヒャエル・ツォルク氏の「それ(CL)は遠くへ行ってしまった。目下のところ現実的ではない」というコメントを掲載する。

 ドルトムントは現在リーグ戦で9試合を終えて2勝1分6敗の15位である。

 そしてビルト紙は明日のザンクトパウリでのポカールの勝利はマストとするが、その理由は「ポカールの制覇がヨーロッパへの最後のチャンスの様相を呈してきたから」とのことである。

 ドイツカップの優勝チームは翌シーズンのヨーロッパリーグへの参加資格を得ることが出来る。

 27日付のルール地方の地元紙レヴィアシュポルトは「スヴェン・ベンダーと仲間は現在全く新しい状況にある」とした。

 ベンダーは言う。

「目下僕達は全く異なった問題を抱えており、チャンピオンズリーグのことを語る必要はない。僕は長くここにいるけど、こんな状況はこれまで一度もなかった。今僕達は自分達でここを抜け出さなければならない。誰も助けてはくれないのだからね」

 ベンダーは2009年7月からドルトムントに在籍している。

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