プレミアリーグの第9節(26日)、マンチェスターユナイテッドはチェルシーとホームで戦い、1-1で引き分けた。
後半ロスタイムに劇的な同点ゴールを決めたのは、ユナイテッドのオランダ代表ロビン・ファン・ペルシだった。左サイドからのFKを中央でMFマルアン・フェライニがヘディングで合わせる。チェルシーのGKティボー・クルトワが一度は防ぐも、跳ね返りをファン・ペルシが左足で叩き込んだ。
ファン・ペルシはこのゴールの喜びをド派手なパフォーマンスで表現。ユニフォームを脱ぐと、天高く放り投げた。
このパフォーマンスには、現在絶好調の首位チェルシー相手に決めたゴールということもあり、ユナイテッドの本拠地オールド・トラッフォードも大盛り上がり。
しかし、この行動をよく思わない人間もいた。ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督だ。27日のイギリス『デイリースター』など複数メディアによれば、「彼は馬鹿げたリアクションをした」とファン・ペルシにチクリ。
「興奮するのは分かる。でもユニフォームを脱ぐのはダメだ。それをすればイエローカードをもらう」とその理由を話している。
ユニフォームを脱ぐゴールパフォーマンスについては、FIFAが警告の対象と定めている。
それでも、ゴール後ユニフォームを脱ぐプレイヤーは後を絶たない。昨季のチャンピオンズリーグ決勝でレアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドがPKを決めた際、ユニフォームを脱ぎ、その筋肉隆々の上半身を世界中に見せつけたシーンは印象的だ。
【了】