「攻撃のチャンスにおいては聡明さが欠けていた」
フィオレンティーナ戦から一夜明けた27日、主要地元紙は本田に対しおおむね及第点とされる6前後の評点を与えていた。
もっとも評価自体は、良い面と悪い面とで中庸が取られていたという印象。守備への貢献とコンディションの良さには一定の評価が得られていた一方で、得点のチャンスを演出出来なかったことには批判的だった。以下は各紙の評価及び評点。
ガゼッタ・デッロ・スポルト 6
「前半は大きく、白く泡立った活発な“オンダ(波)”だった(訳注:HONDAの名前をONDA:波と引っ掛けている。イタリア語において『H』は発音されないので、ホンダは『オンダ』と同様の発音になる)。しかし後半は引き潮になり、湿地が拡がった」
コリエレ・デッロ・スポルト 5.5
「前半、いつもよりは輝きに欠けた。なぜならカウンターを演出しようにも、僅かなスペースしかなかったからだ」
トゥットスポルト 6
「フィジカル面では、特に輝かしい現在の状態を引き続きキープしていることを証明した。ただ決定的な攻撃のチャンスにおいては、いつものような聡明さが少々欠けていた」
コリエレ・デッラ・セーラ 6.5
「ゴールを見いだせず、後半には回ってくるパスも少なかった。ただ今度も、素晴らしいコンディションといつもの献身性を発揮していた」
なお、ガゼッタ・デッロ・スポルトによるミラン全選手の評点は以下の通り。
アッビアーティ6、アバーテ6.5、アレックス6、サパタ6、デ・シーリオ5、ポーリ6.5(ボナベントゥーラ5.5)、デ・ヨンク7、ムンタリ5.5、本田6、メネズ5.5(トーレス評点なし)、エル・シャラウィ6 インザーギ監督6
【了】
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