レアル・マドリーのFWガレス・ベイルがスタメンはく奪の危機に瀕している。スペイン紙『アス』が行ったアンケート調査によると、57%がベイルのベンチ行きを支持しているという。
ベイルは20日に右錐体筋の負傷によって2週間離脱と診断された。その穴はFWハメス・ロドリゲスとMFイスコが交互に埋め、22日のチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節リバプール戦と25日のリーガエスパニョーラ第9節バルセロナ戦という大舞台で両者共輝かしいプレーを見せて勝利に大きく貢献した。
そして、その後に行われたアンケートでは57%がベイルを外すべきだと考えている中、イスコをベンチに置くことを支持したファンは僅か17%。ハメスは26%となっている。3選手の内、サポーターの一番のお気に入りはイスコという結果となった。
アンチェロッティ監督は23日に「ベイルが万全な状態な時は必ずプレーする」と断言したものの、今季のパフォーマンスは昨季見せたものとは程遠く、守備放棄の姿勢も問題視されている。加えて、イスコとハメスの活躍ぶりを考慮するとベイルのスタメン落ちも現実味を帯びてくるだろう。
とは言え、イタリア人指揮官は選手の扱いに頭を悩ませるだろう。「ペレス会長が選手の先発起用を求めてきたことはない」と何度も繰り返したものの、1億ユーロ(約140億円)もの移籍金を費やした選手を簡単に外すことなど出来ないはず。
マドリーは、29日の国王杯ベスト32・コルネジャ戦と11月1日のリーガ第10節グラナダ戦はベイル抜きで臨むことが濃厚となっている。同選手が復帰した際には、アンチェロッティ監督がどのような決断を下すのか注目される。
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