フットボールチャンネル

本田圭佑 10年前

「全然ダメ」「献身的にカバー」。地元記者の評価分かれた本田。戦術戦でもゴールに向かう姿勢が課題に

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

献身的なプレーとキープ力を高く評価する記者も

 一方コンティ記者は、ノーゴールに終わった本田のパフォーマンスについては好意的な評価をしていた。

「戦術的な内容となった中で、彼は良いプレイをしていたと思う。献身的に後方のカバーをしていたし、競り合いでもボールを殆どロストしていなかった。そしてボールを受けた後の判断が常に的確だったところが素晴らしかった。

 トーレスあたりがもう少し強引に行って、相手のDFラインを押し下げてスペースを作ってくれたら、もう少し本田にも活躍のチャンスはあっただろうにね」

 戦術的役割はこなしていた本田だったが、戦術戦となった試合でもゴールに向かうことが出来るかどうか。次戦以降への課題は、そんなところにあるのかも知れない。

【了】

フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→

関連リンク

本田に生きる道はあるか?
強いやつに勝ちたい。世界中に認められたい
遠藤保仁、W杯を語る。日本サッカーが手にした知性
本田圭佑という哲学 世界のHONDAになる日
代表23人が語る 敗北の真実
ザックジャパンの軌跡 蒼き戦士たちの躍進とブラジルでの敗北、そして未来

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!