徐々に状態は上向きも結果を残せず
2014年10月26日付の独大衆紙ビルト日曜版で「ドルトムントの結果は精神分裂病である」としたのは、同紙の記者ヴァルター・シュトラーテン氏である。
25日に行なわれたブンデスリーガ第9節でドルトムントがハノーファーに敗れたことで、シュトラーテン氏は「もしかするとチャンピオンズリーグでは勝利を収め、国内では残留争いをするというクラブを我々は持っている」と記した。
続いて同氏は「ボルシア・ドルトムントの結果は『ジキル博士とハイド氏の奇妙な物語』のような二重人格者である」とする。
ビルト日曜版は「ドルトムントの中の世界王者の争い」という大きな見出しで、ドルトムント対ハノーファーの一戦をマッチ・オブ・ザ・デーとして報じた。
そして「あなたがBVBとユルゲン・クロップのファンであったら、この記事を読むべきではない。我々はあなたに警告した!」として始めている。
ビルト紙はマッツ・フンメルスの「ボールはとても長い間飛んだ。私はボールがゴールの中に飛んだことにとても驚いた」と61分の清武の直接FKを振り返ったコメントを引用して、「キャプテンのフンメルスが試合終了の笛の後にゴール・キーパーのロマン・ヴァイデンフェラーを攻撃する」と書き立てた。
ビルト紙:「ドルトムントは危機の中に自らをさらに撃ち落とす!」
フンメルスは続ける。
「我々が自分たちのチャンスを決めたならば、我々は3-0で勝っている。今我々は再び敗北とともにここにいる」
【次ページ】香川には低評価。決勝弾の清武には高評価