後半はフィオレンティーナが巻き返し。結果・内容ともにドロー
しかし、後半に入ると1歳下ながら監督経験では上回るモンテッラも黙ってはいなかった。
前半はこれまで通りにボールを持ってパスを回すことで相手のDFを崩すスタイルで臨んだものの、これが封じられたため、後半からはある程度相手にボールを持たせる形に変更。
後半のスタッツでは、前半は大きく上回ったポゼッション率でミランの53.8%に対して46.2%と下回った。それでも、後半9分に投入したヨシップ・イリチッチが同18分に同点ゴールを記録。そのまま90分を終え、アウェイの地で勝ち点1を奪取することに成功した。
フルタイムのパフォーマンス・スコアを見ると、ミランが88点でフィオレンティーナが90点。後半だけで76点を積み上げて、わずかながら逆転した。
この元スーパースター監督の対決は1-1というスコアのみならず、監督としての手腕という点でも前半はインザーギ、後半はモンテッラとドローに終わったと言えるだろう。
また、右ウイングとしてフル出場した本田圭佑は、2ゴールを決めた前節から一転してシュートなしに終わった。
それでもパフォーマンス・スコアでは及第点となる21点を記録。また、「Who Scored.com」のレーティングではデ・ヨング、サパタに次ぐ両チーム合わせて3番目となる7.1点と高い評価を与えられた。
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