スペイン1部リーグのレアル・ソシエダが、元マインツ監督で現在休養中のトーマス・トゥヘル氏に就任オファーを出したと、26日にスペインのラジオ局『カデナ・セル』と『カデナ・コープ』が報じている。
トゥヘル氏は、2008年にマインツの監督に就任。昨季は、同クラブ2度目となるヨーロッパリーグ(EL)の出場権獲得に導いている。また、シュツゥットガルトで出番を失っていたFW岡崎慎司を獲得し、見事に再生させた。成果を出したにも関わらず、1年の契約を残し、昨季限りで退任。現在は休養中だった。
その手腕に目をつけ、就任のオファーを出したのが、レアル・ソシエダ。昨季は7位で終え、ELプレーオフへの出場権を獲得。しかし、今季はそのELプレーオフで敗退し、リーグでは9試合終えて1勝と苦しんでいる。その成績にハゴバ・アラサテ監督は批判を浴びているようだ。
さらに、25日行われたコルドバ戦でも昇格組相手に引き分けており、解任も時間の問題と見られている。
同局によれば、トゥヘル氏はすでにクラブ側と会談をしており、就任も近いのではないかという。
マインツ側の慰留を断ってまで休養に入った同氏が、果たしてすぐに復帰するかどうか、今度の動向に注目される。
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