ブンデスリーガの第9節が現地時間25日に行われ、MF香川真司の所属するボルシア・ドルトムントはホームで、MF清武弘嗣、DF酒井宏樹の所属するハノーファーと対戦し0-1で敗れた。
試合後、チーム最多の7本のシュートを放ちながら、無得点に終わったMFマルコ・ロイス。ブンデスリーガ公式サイトのインタビューで、自身が決めきれなかったことを悔やんでいる。
負けはしたものの、内容的には勝っていたと語ったロイス。敗因については「チャンスを逃し続けたこと」と、決定機に決めきれなかったことだと話した。さらに「後半に2、3回決めるチャンスはあった」と、決めきれずに逆に得点を許したことを嘆いた。
ドルトムントは、9月13日のフライブルク戦で最後に勝利して以降、すべての試合で先制点を奪われている。ロイスは「すべてにおいて、先制点を獲ることはもちろん重要。しかし、この試合でもそれが出来なかった」とコメント。チャンスが多いだけにあとは決めるだけだが「なぜ決められないのかを今説明するのは、難しい」と、悩んでいる様子。
そして、「分析する必要ある。すべてを冷静に考え直す必要がある」と、頭をクールダウンする必要性を述べた。
精神的な要因も考えられるかという問いに「確かにそれはあるかもしれない。この状況で自信を失っている」と、答えている。さらに「試合を楽しまなければ……。そうすればいつかゴールは生まれる」と前を向いた。
とはいえ、28日はDFBポカール(ドイツカップ)、週末にはバイエルン・ミュンヘンとの対戦が控えており、「時間がない」と心境を吐露している。
それでも嘆いてばかりはいられず、「重要なのは今いる順位ではない」とし、「目の前のことに集中することだ。解決策を考え、みんなで議論することが重要」と前を向いた。
移籍騒動もあり、悩みの種が尽きないロイスとドルトムント。しかし、大事なのは、リーグで勝利することだ。リーグも4分の1が終わり、もう時間もそう多くはない。一刻も早い勝利が必要である。
【了】
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