80年代にバルセロナとレアル・マドリーでプレーし、07/08シーズンからは監督としてマドリーを率いたベルント・シュスター氏が25日に行われるクラシコを前に展望を語った。スペイン紙『アス』が伝えている。
シュスター氏は、勝敗を言い当てるのは「少し難しい」と言いつつも、「マドリーが1点差で勝つと思う」と予想した。
また、「マドリーはホームでプレーするし中盤はバルサのより勝っているから少し有利かもしれない」と数年前とは立場が逆転していると述べた。「最前線と最終ラインは似たり寄ったりだけど、常にバルサが支配してきた中盤ではレアルが少し有利かもしれない」とイスコとクロース、そしてモドリッチとハメス等を高く評価した。
両チームの巨星、FWクリスティアーノ・ロナウドとFWリオネル・メッシについては「「2人共偉大なレベルに達している。問題は彼らの後ろには誰もいないということだ」と両者を他選手と別の次元に持ち上げた。
さらに、「メッシは前ほど得点を挙げない代わりにもっとパスを出している、特にネイマールにね。対してクリスティアーノはいつものゴールマシーンだ、彼の様な選手はいない」と今季ゴール数(9)よりもアシスト数(11)が多いメッシのチームでの新たな役目について言及した。
そのメッシが2点差のリーガ歴代得点王テルモ・サッラ氏を超えた場合に試合を中断して賛辞式を行う可能性については「私だったらやらない。挑発すべきではない、それはホームスタジアムでやることだ」とスペインプロリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス会長とは逆に反対の声を上げた。
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