日本代表DF吉田麻也の所属するサウサンプトンは、この冬に元オランダ代表のFWディルク・カイトの獲得を検討していると、24日のイギリス紙『デイリー・スター』が報じている。
カイトは、2012年にリバプールからトルコ1部リーグのフェネルバフチェに移籍。同チームの主力FWとして活躍している。また、ブラジルW杯まではオランダ代表としてコンスタントに選出されていた。登録はFWだが、右サイドならどこでもこなせる器用さを持ち、W杯ではSBとしてもプレー。同代表の3位入賞に大きく貢献していた。
その同選手に目を付けたのが、現在好調のサウサンプトン。プレミアリーグ8節終了時点で現在3位につけており、CL出場も夢ではない。ロナルド・クーマン監督がオランダ人ということもあり、同選手に興味を示したと予想される。
しかし、カイトは2015年夏までフェネルバフチェと契約しており、冬に獲得するには移籍金が発生する。同紙によれば、その額はおよそ400万ユーロ(約5億6000万円)のようだ。
それでも、今夏の移籍市場で最高額となる1億2000万ユーロ(約168億円)の収入を得ているだけに大きな問題ではない様子。
カイトがもし、サウサンプトンに移籍すれば2012年夏以来2年半ぶりのプレミアリーグ復帰となる。10月にオランダ代表の引退を表明しているが、W杯と強豪リバプールでの経験は、CLまたは優勝を狙うチームにとって大きな力になることは間違いない。
【了】