インテルは現地時間23日、前会長であるマッシモ・モラッティ氏が名誉会長を辞任したことを発表した。20年以上にもわたってインテルに愛を注いできたモラッティ氏が、ついにインテルの運営から離れることとなった。
このニュースを受けて、ライバルクラブであるユベントスのアンドレア・アニェッリ会長が記者会見でコメントを発した。イタリア紙『トゥット・スポルト』が報じている。
アニェッリ氏は、「モラッティはインテルに大きな大きな愛を捧げたね」と、同氏のクラブ愛を讃えたものの、「その愛情は勝ち取っていないタイトルを引き寄せるほどだった。我々はカルチョと自らのクラブを愛する重大な人物を失った」と、皮肉を語った。
ユベントスは2006年に発覚したカルチョーポリ(審判買収疑惑)によって、04-05シーズンならびに05-06シーズンのセリエA優勝を剥奪。05-06シーズンの優勝は2位のインテルが繰り上がりで獲得した。
カルチョーポリは現在も裁判が進行中で、最終的な結論は未だ出ていない。ユベントスは剥奪された2シーズンの優勝が正当なものであったことを主張している。
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