QPRでプレーする元イングランド代表DFリオ・ファーディナンドが今シーズン限りで引退する考えのようだ。イギリスの複数メディアが24日付で伝えている。
ウェストハムでキャリアをスタートさせたファーディナンドは、リーズを経て02/03シーズンからマンチェスター・ユナイテッドに加入。リーグ3連覇やチャンピオンズリーグ優勝など数多くのタイトル獲得に貢献した。
35歳となった今季からは昇格したQPRに加入したものの、試合や日々のトレーニングによる身体的、精神的な負担から引退を考え始めたという。
ただし、引退したとしてもサッカーの世界には残りそうだ。
ファーディナンドは今夏のブラジルW杯でもイギリスの国営放送『BBC』で解説を務めていた。そして、すでにイギリスの『BT Sport(通信事業会社ブリティッシュ・テレコミュニケーションが手がけるスポーツTVチャンネル)』と契約しているようで、引退後は解説者の道へ進みそうだ。同様に、指導者という道も頭にはあるという。
ファーディナンドは、引退について「何も怖くない。楽しみなこともある」と語った。彼の頭の中にはすでに新たな人生設計がなされているようだ。
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